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2008年3月 2日 (日)

アウトサイダーアート

アウトサイダーアート

日本【NHK教育】新日曜美術館
2008年3月2日
start 9:00 / end 10:00 再放送start 20:00~

描きたいから描く。そこにあるのは表現することへの人間
の根源的な欲求である。


この言葉に「ピン」ときた人は是非見てください!

自分もただ撮影したいから撮影するだけ。
あんまり深く考えすぎずシンプルでいいかなと。
子供の頃も誰に対してでもなく「ただ描きたいから描く」
という感情をそのままに表現していたはず。
大人になると「コレ大丈夫か?」と考えて行動するからストップ
がかかる。
でも作品つくるならウケたいよね。
が、その反面、結果が悪いと分かっていてもそれを体内から
出さないとイライラ、モヤモヤします。
バクダン出してスッキリして、前進した方が健康的!


以前、新聞などの切り抜きなどしていたスクラッパーでした。
(今も自分の父はやっているのでやっぱり親子)
その記事の内容というか写真が

「ブルーシートが写った写真」のみ。

まったくもって今考えても意味不明ですが(笑)やはりこんな事
は理由を考えなくていい。
ようするに理由ナシに「やりたいからやる」
そのスクラップの理由はどうあれ、それをやらなかったらイライラ
モヤモヤがいつまでたっても心の奥底に残っていたはず。

まわりを気にせずやりたい事があったらやった方がいいですね。

屋根の瓦の一枚一枚、線路の枕木の一本一本、木の葉の
一枚一枚までが緻密に描かれた仮想の町の鳥瞰図。
陶芸でできた不思議な生きものは、全身を1万本もの小さな
トゲでびっしりと覆われている。A4サイズの紙の全面を埋め
尽くすのは、篆刻のように整った筆致で書かれた1ミリ四方に
も満たない極微の漢字だ。どの作品も、思わず、「何だこれは?」
「なぜここまで?」と見入ってしまわずにはいられない。作者は皆、
正規の美術教育を受けたことがなく、知的障害や精神疾患などを
抱える人びとだ。
彼らの作品は、アウトサイダーアート、あるいはアール・ブリュット
(生(なま)の芸術)と呼ばれる。その無垢な独創性や研ぎ澄まさ
れた感性から、ヨーロッパでは、1940年代以降、作為や模倣とは
無縁の「真の芸術」として注目されてきた。日本でもここ10年ほど
展覧会の開催や専門のギャラリーの開設が相次いでいる。
昨秋には、世界一のアウトサイダーアートコレクションを誇るスイス
の美術館から、ルシアン・ペリー館長が初来日。日本各地の
福祉施設や病院を巡って作品と作者に出会ったのをきっかけに、
今年1月から夏まで、スイスと日本で展覧会を開くことが決定した。
欧米で高い評価を得ている作品が日本で公開されると同時に、
日本の作者の作品がスイスで展示される。
ペリー館長によれば、アウトサイダーアートを定義するキーワードは、
「孤独、秘密、沈黙」。誰にも知らせず、孤独のなか、自分で編み
出した手法、自分が選んだ素材と題材で、密やかに作り続けられる
こと。既成の美意識、社会的評価に惑わされることなく、描きたい
から描く。そこにあるのは表現することへの人間の根源的な欲求で
ある。 
一方で疑問も湧く。「人の目に触れることを前提としないものは、
そもそも芸術なのか?」現代美術のアーティストも、羨望と戸惑いを
隠さない。やなぎみわにとっては、「アウトサイダーアートは、子どもの
頃、親に隠れて夜中に絵を描いていた時間を思い出させる失楽園」だ。
会田誠は、数十人の少女の殺戮場面を描き続け、死後その作品が
発見されたヘンリー・ダーガーについて触れ、
「ボクは、ダーガーになれなかった、ならずにすんだ」と語る。
アウトサイダーアートを、兄の死に直面して獲得した独自の視点で
見つめるのが、作家の田口ランディだ。田口の兄は、10年にわたる
ひきこもりの果てに自らの意志で衰弱死。兄の内面を何とか理解し
ようと向き合い続けた田口は、「常識や秩序がいとも簡単に壊れる
瞬間があることを知ってしまった」という。だからこそ、アーティストが
内面に抱える痛みと創造の関わりを読み解きたいと田口は語る。

番組は、展覧会にあわせて来日するペリー館長と田口ランデ
ィの、アウトサイダーアートを巡る忌憚のない対談を軸に進む。
ペリー館長が来日時に作品や作者を発掘していった記録映像や、
各作家の創作の現場、さらに、現代の表現者たちのインタビューも
交えながら、人間が表現することの謎と魅力に迫りたい。


2008年2月28日 (木)
アウトサイダー・アートの魅力 田口ランディ
はじめまして。「風の旅人」に連載をしている作家の田口ランディです。
3月2日の「新日曜美術館」(NHK教育テレビ)で、ゲストとして
「アウトサイダー・アート」を紹介します。
アウトサイダー・アートとは、美術の専門的な教育を受けていない人
たちが、自分の裡なる衝動によって創造したアート……と言いましょ
うか。日本においては「障害者アート」という枠になかに囲い込まれて、
教養主義の芸術家集団からはほとんど相手にされてこなかった「アート」
ですが、いま欧米ではこの「アウトサイダー・アート」が注目を集め高い
評価を受けるようになりました。
今回、スイスのローザンヌ美術館の「アール・ブリュットコレクション」と
「日本のアウトサイダー・アーティスト」の共同展が開催されるにあたって、
番組でもまだ日本では馴染みの薄いアウトサイダー・アートの魅力を
紹介することになったのです。
アウトサイダー・アートの一番の魅力は「表現への強い願望」です。
表現者のただ、裡なる表現衝動によってのみ、この世界に生み出
されたアート。名声も、冨も、売りたいという欲望も、そんなものは全く
無関係に、深い深層からわき上がってくるイメージの源流。その自由さ、
その独創性、その野性味に圧倒されます。既成の価値観や、美意識
からなんの影響も受けずに、個人の内面から噴き出してきた色や形、
それらが、なぜか懐かしくもあり、普遍的ですらあることに驚嘆します。
いったい、人間にとって表現とはなんなのだろう? アウトサイダー・
アートと向きあうときいつも不思議に思います。そして、自分のなかで
忘れかけていた、狂おしいような表現への衝動が、再びわき上がって
くるのを感じるのです。
ぜひ一度、アウトサイダー・アートの世界を垣間見てください。

(風の旅人)http://kazetabi.weblogs.jp/ph_voice/2008/02/post-8fca.html

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