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2009年10月 8日 (木)

「ウィニー無罪」賛否…著作権侵害絶えぬ中

2009年10月8日13時53分配信 読売新聞

 ファイル共有ソフト「Winny(ウィニー)」を開発し、インターネット
上で公開した元東京大大学院助手・金子勇被告(39)を逆転無罪とした
8日の大阪高裁判決。小倉正三裁判長は、金子被告が「著作権侵害をする者
が出る可能性を認識していた」としながらも、侵害を積極的に勧めたわけで
はないと、ほう助罪の適用を否定した。

 ウィニーなどファイル共有ソフトによる著作権侵害が横行し、個人情報の
流出など様々な弊害が出ている中、今回の無罪判決は関係者に波紋を広げて
いる。

 この日の判決を受け、金子被告は弁護士と記者会見し、「よかったと思う。
正当な判断だ」と述べた。これまで「有罪は開発者を萎縮(いしゅく)させる」
と主張した金子被告は、「今回の判決は他の技術者にもいい影響があるので
はないか」と話した。

 一方、ソフトウエア開発会社などで作る社団法人「コンピュータソフト
ウェア著作権協会」(東京、ACCS)は、「今回の判決は意外。
詳細は検討するが、判決にかかわらず、被告には社会的・道義的な責任が
生じていると考える」と判決内容に疑問を投げかけた。

 ウィニーを巡っては、公開前の映画やゲームソフト、音楽などがネット上
に流される著作権侵害事件は今も後を絶たない。

 同協会は、「著作権の配慮がないままに、ファイル共有ソフトの技術を
現状のような形で実現すれば、著作権侵害行為が蔓延(まんえん)することは
火を見るより明らか」と主張した。

 ネット問題に詳しい岡村久道弁護士(大阪弁護士会)は「1審と判決内容が
百八十度変わり、今後、司法や著作権、情報分野などで混乱が起きることも
考えられる。ファイル共有ソフトと著作権との関係について、法整備などで
基準を明確化することが望ましい」と話した。

最終更新:10月8日13時53分

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